伊坂幸太郎 『魔王』 を読む。 皆と同化しない男が同化しないように、しない方向を出すんだけど、やっぱり同化してなくなっちゃう。 犬養という政治家。 これが国にまとまりがないので外に敵を作って、怒ることで一つに同化しようとしていると思う。 男はま…

山田宗樹 黒い春春になると冬に跳んだ胞子が体内という異種の中で芽吹いて身体に悪さをする。芽吹かれた人間は黒い液体をはいて死ぬ。そんな病気なので黒手病といい、だから黒い春なんだろうけど、そんな病気に立ち向かう研究者や医師のお話。 でも、正直な…

帯に有ったのだけど、まずこれはどこが「美しい愛の物語」なんだろうか。 ケーキのかけらはボケたおばを殺そうとする話。 図鑑は不倫している自分を作家である男に寄生する寄生虫だと例える。 森の奥で燃えるものは愛しているという気持ちが相手の同意なくわ…

これはいろんな要素が入っている話なんだけど。 尊敬していた先輩が自殺してその真相を探るって火サスのような、殺人事件だったり、それを助ける集団がめっちゃぁ強くってという勧善懲悪だったり、最後犯人は死ななくって懲らしめられたって、アニメのようだ…

優秀優秀。野ばら・・ちゃんと変換してるよ♡。前のデウスの棄て児から・・気になっちゃって。野ばらちゃん。 乙女ちっくなのね。キーワードは。 乙女ちっくってロマンチックだけど、大変なのね♡どこまでも本質と心に求めて誓ったものに素直に従って、それを…

「つながり」と前に書いたような・・ でもってこの「つながり」を役割をやってみることで確認してみるという話。 そういやーってずいぶん前になんかで読んだような・・最近だったかなあ・・ある件をおもいだした（詳細は思い出せないので、正確にはこんな「…

自分に素直になれないから、肝心なことを等閑にして向き合って来なかった女がちょっとだけ向き合ってみる話。あえて言えば自己満足の自己確認。 なぜかうまく行かなくなってしまったことは、最後は自分のせいで、だから他人が何をしようと、（自分が悪いから…

瀬尾まいこ 卵の緒 を読む。 心地よいつながり。 日常の中に普通に在ったり居たりする人。 自分のことが好きで、気遣ってくれているけど自分はそれに気が付かないし、どれだけ重要だってことがわからない。 でもふと自分がそれまでの日常からはみ出した時に…

デウスの棄て児作者: 嶽本野ばら出版社/メーカー: 小学館発売日: 2003/06メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (26件) を見る(やった！はて100上がりだ！後で編集記入しとこ・・今後は続けない。来年はわからない。4月1日からだから都合5ヶ月…

野ブタ。をプロデュース作者: 白岩玄出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2004/11/20メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 122回この商品を含むブログ (392件) を見るう〜む。 ミイラ取りがミイラじゃないけど、嫌われ者の信太（野ブタ）をプロデュースし…

でもってこの間、サンテグジュペリの夜間飛行を読む。 どうも「童話」のイメージが強かったのだけどあれが特別なのか。と思う。 ものの先端を走る人はやっぱり苦悩・・それは人間としてと遣り遂げようとする気持ちと二つの間に挟まれたものなんだが。 がある…

『花より男子』／神尾葉子最近日曜お昼ごろ放映されているらしい・・・台湾版で実写版だそうで・・ 韓流を超えるか華流・・なんていわれているそうだ。 ってわけで来てしまった「責任読書」チーム。 でもって原作忠実。とのこと。最初・・ホントに最初の頃は…

動物記作者: 新堂冬樹出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る人間の性で死ぬ運命を決められてしまった動物の話がよかった。 「極北の王者アダムの生涯」 クマ王とまで言われた…

どこにでもある場所とどこにもいない私作者: 村上龍出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/04/24メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (29件) を見る 2冊目は村上龍。 最近小説書く以外でも非常に精力的な先生ですけど、 読んでみて「希望の…

人生ベストテン作者: 角田光代出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/03/02メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (88件) を見る自分以外の誰とも共有できない素の部分を出してしまうという意味では同じ（考えたら小説はみんなコレかもね）モノ…

角田光代 『だれかのいとしいひと』 過去のある時点をふとしたことで、遡って、思い出して、振り返ってみる。 で、そのときの事とか、人とのかかわり、つながりは、偶然の重なりだとか、乗り合いバスのある一定区間乗り合わせただけで、自分自身は何度も脱皮…

ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/05/02メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (82件) を見る高橋源一郎さんが宮沢賢治のを・・って id:helioterrorismさんとこで、知ったので、なに…

めちゃくちゃわかるよ!会計―決算書を読んで、使って、疑う本作者: 清田卓生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2003/08メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る素人が書いた複式簿記作者: 岡部洋一出版社/メーカー: オーム社…

人生の教科書[よのなか]作者: 藤原和博,宮台真司出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1998/12メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (21件) を見るid:leleleさんのところで紹介されていた本。 この本の書かれた時期を考えるとこの時期…

戦国自衛隊1549作者: 福井晴敏,寺田克也出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/05/20メディア: 単行本 クリック: 36回この商品を含むブログ (46件) を見るこの本。この映像ではわからないけど、横長の本です。そうして赤い帯封とってしまうと、某老舗菓子屋…

新堂冬樹 『悪の華』 イタリア人の父と日系イタリア人の母を持つガルシアは父と同じシチリアのマフィオゾであり、マフィオゾの基本がそうであるように、掟に背くものは仕返しをされないように血の一滴も残さず殺すのをためらわない。 同じファミリーのマイケ…

堂場瞬一『破弾』 雫井脩介『虚貌』これで、とりあえずひと段落。 あとは連絡待ち。 それぞれの感想は近日中にグループで・・ （え〜とこれで・・5冊ぐらい・・ひぇ） ほとんどイッキ読み。 最近、某大作家の捕り物を読んで思ったんだけども話が 事件の痕跡→…

京極夏彦『覘き小平次』 馳星周『不夜城』 新堂冬樹『溝鼠』 ・・感想は近々グループの方で・・ でもって最近NANAの反動なのかなんなのか知らないけど「濃い」の読んでた。 馳星周と新堂冬樹はオトコくさーい。けど、面白かった。 きっかけは、何年か前から…

しゃばけ作者: 畠中恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/12メディア: 単行本 クリック: 27回この商品を含むブログ (92件) を見る薬問屋大店長崎屋の一人息子一太郎は、夜中出かけた帰り道、屍にであう。驚いた一太郎は一目散に逃げ帰ってくるんだけど、次…

オウエンのために祈りを〈上〉 (ジョン・アーヴィング・コレクション)作者: ジョンアーヴィング,John Irving,中野圭二出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1999/08メディア: 単行本 クリック: 64回この商品を含むブログ (29件) を見るわたしが上巻で中断しており…

ライディング・ザ・ブレット作者: スティーヴンキング,Stephen King,白石朗出版社/メーカー: アーティストハウス発売日: 2000/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (12件) を見る 短い。ネット上のいわゆる電子書籍として発売さ…

雷桜 (角川文庫)作者: 宇江佐真理出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2004/02/25メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 71回この商品を含むブログ (29件) を見る何のことはない。一人で強く生きる女性を描いた時代作品。 瀬田村庄屋…

ことばの道草 (岩波新書)作者: 岩波書店辞典編集部出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1999/01/20メディア: 新書 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見るなんだか自分でも自分がわからなくなってきた。というわけで、ことばの道草。 そのまま。 広辞…

いま私たちが考えるべきこと作者: 橋本治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/03/30メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (24件) を見るまたまたハシモト。 ずいぶんと厄介な本を借りてきたものだと自分を恨む。 基本が 「自分のことを考え…

ハシモト式古典入門―これで古典がよくわかる (ゴマブックス)作者: 橋本治,ごま情報センター出版社/メーカー: ごま書房発売日: 1997/11/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る前のときに備忘記録として書いた本・・が有ったけど…