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と、言うわけで、いろいろ吐露したい心情はそれなりにあるのですが・・
でもって本もいろいろお約束あちこちでしてて借りてきちゃったり(個人的に)購入予約入れたりなどしております。アニメのことも書きたいし・・バックスは5年ぶりにCD出したって言うし・・

でも、

漫画読んでるんです。

動物のお医者さん 全12巻 (花とゆめコミックス)

動物のお医者さん 全12巻 (花とゆめコミックス)


なんですが・・・いつもの方から「読め」とお達しがあった本で。
みたら平成2年とか書いてある。
なにやらアヤシイ犬が・・しかも目が勧進帳だしぃ
まずは読んでみっか。と思ったら・
♪意外とオモシロイ♪のだ。
(日本は平和だ)

ドラマ化も確かされているはずだからご存知の方も多いはず。
札幌のH大学の獣医学部を舞台にしたコメディ
(またずいぶんと月並みな言い方ですけど)

ま。まず表紙のチョビ(女の子の犬)の毛のかき方が イヌの形に添った「線」ではなく
¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦¦

でイヌの形に描かれているのです。
(そーなんですあたしはイヌの毛フェチなんです<多分)

そこに惹かれて読み始めはしたものの、次第に中身の面白さにも惹かれて行くのです。

主人公は西根公輝(にしねまさき)というんですけど、だれも「まさき」と呼ばないのです
親友二階堂は「ハムテル」と呼び
祖母(ハムテルのおばあさん)は「キミテル」とよんでダレも(両親すらも(って母はハムテルと呼び父は・・かいてましぇん。)しかも両親は音楽家であるのでほとんど帰ってこない)まともに呼ばない。
みんなが自分のことだけを考えているので、マイペースで、「まぁいいか」と、
何でも受け止め屋というより、諦めていてどこか冷めているってとこがおかしかったりするんです。
怒ったり、熱くなったり場面では誰かが話をうま〜く逸らしたり、他の強烈なキャラが別なことをすることでみんなそっちの方に向いちゃったりして回避されているし。
ようするに執着してないというところが面白いんですけど。

ハムテルも二階堂もかっけぇーので、もてても不思議はないのですけど
この話の中ではとっても、無関心という意味で頼りない存在なので、あまり女子は・・という人物像。
 
動物話すんですけど、もちろんキャラとは通じないのですが、ハムテルは動物だからといことで特別可愛がったり。ということはなくてチョビ(イヌ)にもミケ(関西弁でしゃべる、祖母のネコ)にもヒヨ(ニワトリ。西根家最強の生物)にも人間と同じく接して話しかける。そうしてまたチョビ達が噴出しの中ではなくて「モノローグ」の形で、キミテルが二階堂と話しているように反応する。
動物どうしでも話がされ、チョビが「あそぼ」とでるとミケが「ちょっとだけやで」と反応したり・・ってとこも旨くかけないけどそこにはおかしさがとっても詰まっている。

特筆すべきは菱沼聖子で、美人で、研究もしているという才媛であるのに、マイペースで、ちょっと抜けてて可笑しい。
彼女は細菌の研究をしているので細菌を渾名で呼んだりする。
パリダ=梅毒菌
ラッシー=大腸菌
クララちゃん=クラミジア
といった具合。
なんていうかとにかく可笑しい。