27.28.29

覘き小平次京極夏彦『覘き小平次
不夜城馳星周不夜城
溝鼠新堂冬樹『溝鼠』
・・感想は近々グループの方で・・


でもって最近NANAの反動なのかなんなのか知らないけど「濃い」の読んでた。
馳星周新堂冬樹はオトコくさーい。けど、面白かった。
きっかけは、何年か前から責任読書関係(とお互いに呼び合っている)を続けている友人が居りまして、読むものがないなぁと思うと来る。メールが。
「(面白くて決して損をさせないから)読め」と。
京極さんは読んでみたかったから読んだけど下の2冊はまさにその方からのお達しで。因みに、不夜城は今3が出てるんですけど2と3はその方の私物をお借りすることがもう決定してる。(笑)


新堂冬樹も結局は責任読書から始まったけど、前に読んだ「鬼子」もこれも、面白い。関係や登場人物の性格が汚いし、話は泥臭いんだけど、
だましだまされたり、かっこつけて、周りを見ずいい気になっている奴がガツンとやられたりしてある意味、小気味よさを感じるところが、もう一冊お願いします。って気にさせるのだと思う。


例えば
オジサンで
セーヌ川の畔なんて超くどそうなフランスが舞台の恋愛小説書いている。
でも実はフランスに行った事ない。
でもそれを隠してカフェーで「ギャッソン」なんて呼ぶ。
そしてその小説売れないので作家として崖っぷち。
しょうがないので副職でマンションの管理人やってるんだけど(実は恥ずかしいので内緒)そっちの方が給料が高い。
でも自分の小説は世界一美しいとか思っちゃってる。
なんて主人公が知らない間(この知らない間って言うのがこの人の作品の面白いとこなんだと思うんだ)にどん底に落ちちゃってる。(鬼子)
なんて本として読む分には娯楽として面白いとおもうんだけど。
なので他のも読んでみようと思っている。


この後も堂場瞬一(『破弾』)とか雫井脩介(『虚貌』)(あと、自分で読みたかった福井晴敏戦国自衛隊1549』など)が控えていてなかなか濃い。