急によくわからない日常になって来る。
とってもいろんなことが出来なくなったり、しなくちゃなんなかったり。高橋源一郎ではないけど、仕事なんて前に突き進むことを考えるだけのものかもしれないよ。
(書き口も変えてみる)


不滅の恋?ベートーヴェン?あんまり意味がないけど突然聴きたくなって、でも、あんまりよくわからないのでとりあえずイイトコ取りを聴いていい感じの曲を探すことにして
「ベートーベン不滅の恋 O.S.T
レンタルしてみました。
でも、ベトベンってとってもいい♪
数年前はバッハってとってもいい♪だったんだけどベトベンは音が多重なのがいい(ってとってもアタリマエなんですけど)
カタカタカタ〜♪って弾くのなんていうんだっけ?これとか音の節々に古いものを残しつつ覆いかぶさるような音で攻めてくる感じがとても(今自分には)斬新だ。


事情があり、原田康子原作「挽歌」のビデオ鑑賞。
心の揺れ。を描いた作品。
主人公の怜子は左手が不自由でそのことで生きることにも不自由さを味わっている女性。
だから演劇をしているんだと思うのだけど、桂木との恋愛の成就を夢見てしまった。
その上に桂木には妻子が居て尚且つその妻のことを大好きになってしまう。
そうして、不自由から逃れるすべを絶たれてしまって自暴自棄に陥り、妻に桂木とのことを話してしまう。
自由が、そういう光が手に届くところにあるし、自由であることがいいことだとか、意味を見出すから自分の処し方が見えず自暴自棄になってしまう。
小説では、桂木とコキールを食べ、それが、刹那的でありながらも、自由(の様な、理想)を手に入れた瞬間であるならば、糧にして生きるとかどうにもならないこととして生きるという方法もあろうが、手中に出来うるとこにあるがために我慢できずに・・・人間の業のようなものだと思うけどそこがこの作品のエンターテイメント性なのだと思う。
最後の1つ前のシーンで墓をバックにがけを見下ろしているが、心の揺れが引き起こしたことの深淵を知ったことの象徴とされているのだと思うけどよかったです。