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トリュフォー
『大人は判ってくれない』

アントワーヌ５部作（だそうで人様の受け売り）の第1作目
アントワーヌの成長とともに（本人の実年齢とともに）撮った最初の作品

アントワーヌは母が望まない子で、祖母に育てられて可愛がられたが、高齢のため母と継父の下で暮らす。周囲の大人はアントワーヌを厄介なものとして扱い、起こした事実だけを見て鑑別所に入れてしまうが、アントワーヌは最後にそこを脱走する。

最初は子供の閉塞感とか大人に対する子供の不条理なのでそれを大人は判ってくれないのだろうと思っていた。
でも、大人から見られた別人という子供の世界を、抜け出したいと行動するアントワーヌはいつも自由だ。
やりたいことをやって怒られて、終いには鑑別所で。
でもそこでもやりたいことをやる。
だから、いっぱいいっぱいなのは、むしろ大人の方で、自由に生きるのは、いろんな予想外な、期待外れな、事が待っているけど、それをやりぬくことが自由なんだというのを大人は判ってくれない。のかも。と思った。

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