押尾コータロー

Panorama  押尾コータローを聴く。
押尾さんのギターは、一種の音楽宝箱みたいなもんで、ギター一本なのに、ギター以外の音を奏でるし、レフトハンド奏法は複数で弾いているような音を紡ぎだす。Panorama
技法という意味でも、そこから聴こえる音というかリズムという意味でもハイブリッドなのだよ。
最初に聴いたのはもう5年ぐらい前でメジャーデビューするかどうかって言う頃だったけど、その頃よりもっと前から、口コミで有名になっていたミュージシャンだった。
そうしてメジャーデビューして今にいたるんだけど、アニメの曲も(本人が好きで)クラシックも弾いたりして段々演奏の幅を広げていくうちに多分、だんだん、ギターの範疇のようなものが有るとしてその殻を壊していったのかもしれない。
このCDは、そういうギター奏者としては抜群の押尾さんが殻を破っていって得た「深さ」のようなものが感じられるCDです。
あたしは関西に住んでないからわからないけど友達のぴぴさんが言ってた六甲のおいしい水のCM曲とかコンドルは飛んで行くなんか入ってます。
個人的に好きなのはサバンナなんですけど、どの曲もテクニックを駆使した以上の「深さ」(としか私にはボキャブラリーがないのだが)がかんじられてとってもいいのだ。
そうそう。その押尾さんの後輩のようなものにあたるんですが
伍々慧(ゴゴサトシ)君というギタリストがいるんです。
伍々君が確か高校生なんですが、これがまた素人目に見てもとても上手なギタリストで、例えば、今が5ぐらいのレベルだとすると押尾さんの年齢になったらどうなるんだろうか・・人生経験なんか積んじゃったらどーなるんだろか・・
なんてかんがえるととっても将来が楽しみだったりします。