ブラザーフットで考えてしまった・・

ブラザーフッド プレミアム・エディション [DVD]
韓国映画ブラザーフットを見た。
(あたしの友達がこの映画のことをビックフットと書いてメールを送ってきたもんだからぶっ飛んだが・・)
これでもかって見せられる残忍なシーンがあったりして、戦争の悲惨さを言っているのかなと思ったりもしたが、
何が言いたいのか、と考えるとおそらく「ブラザーフット」っていうか兄弟の絆なんだと思う。
一転の曇りもないような。
兄は同じ部隊に居る弟を大学に行かせるために除隊させようと昇進をする。
兄は、後ろめたいことがないのに閉ざされた食糧の配給を願った先が共産系であったがためだけに妻を殺され、そうして弟が同じ志の人間に殺されたと思い込んで北に寝返るのだが、弟は喧嘩別れをしていて重傷から治ったばかりだというのに兄を慕う心でその兄を連れ戻そうとする。


確かに戦争という殺し合いの残酷さはメッセージとして、観れば伝わってくるものがあるけどあたしには、その意味とか社会に対するメッセージよりも、どんな時も信じあって、兄は弟を守り、弟は兄を慕う言う関係のために戦争というシーンを選んだような気がする。話のほぼ3分の2を占める戦場のシーンのリアルさは武器の先には人が居て、だから当然の反応を映し出していて、そこでそれを観て信じる心を変えてゆく人たちが居る中で、不変はなこの兄弟の絆の強さに使われているともとれる。


でも、前にシルミド見たときも思ったけど、正しいと思ったことに向かう力は韓国作品はものすごく強い。
それは多分、倫理として曲がっていたかもしれないけど、それを超える恩とか義理とかというもの、正しいと信じる心が、強く支配しているということなんだろうと思う
「真の」という言葉が一番いい言葉である。といった方がいいのか。
(続く)


そうして続かれる。
そんで、こないだ爆笑問題のススメを観たら、姜尚中さんで。
とってもなんていうんでしょうかねぇ〜。
姜尚中さんが穏やかなんだけど言いたいことは的確に話される方なんでしょうか、心にぐぐっと来・・はしませんでしたけど、訴えるものが・・(憂々)
(というわけで、ブラザーフットに直接は関係がないのですが。)


でもって韓流ってブームになっているけど何十年もあった日本と朝鮮半島の、なかなか上手く通じ合えない理由である、ものすごく高いハードルをこの韓流というのは一気に半分以上クリアーしてしまって・・それが文化たるもののよさではあるが、こんなに簡単でよいのか。ということで・・。
太田光との話であたしも、そうだよな。と思ったんだけど、
日本は、あたし自身もそうだけど、これは歴史で、それも冬ぐらいになって通り過ぎる程度に扱う問題にしてる。
(これが教科書問題も含めたこの問題の「ド」基礎だっていうのはあたしでもわかる)
でも、中国とか韓国とかはコレについてものすごく学んでいて、知識としてだけじゃなくてあたしたちよりずっと深く、もしかしてある種の感情も伴いながら浸透していることは事実なんだよなぁ〜。
つまりはヨン様もビョン様もドン様もみんなそういうことなんだよ。(なにを書いているのかわからなくなってきたけど)
そうして思うに、ヨン様はそういう感情を表立っては一切出さないってことは、ものすごいことなんじゃないのかなぁ。
それに、今CMでドン様が「あなたがすきだから・・」って日本語でしゃべっているけどこれも考えたらものすごいことなんではないのか。と思ってしまうのだ。
これが文化交流の力といえば、それまでなんだけども、あたしたちや突進してゆくおば様方も、もう少しそういうことを汲み取るっていうか、少なくとも彼らは、芸能活動とは別のもっと基礎的な部分でそういうものを抱えている人たちなんだ。
ということをわかった上で、いやいや、解決方法は学者先生と政治家さんにお任せする。という無責任とも取れる考えはこの際、目をつぶるとして、少なくとも、わからなくってもそれを念頭に置く。ぐらいはして、空港やホテル前で待ち構えたり、くまのぬいぐるみを買ったりした方がいいんじゃないか・・
と、そんなことでした。


あと、この番組なんだか心に残ってしまったのだけど、姜尚中さんが、北とのことで、
傷を負っているものどうしが対峙をすれば互いに傷つくのは当然なんだから、傷を負うことをアタリマエにして対峙したらいい。って言うようなことを言ってたと思う。
これねとってもよい言葉だよね。
あたしたちだってそういう覚悟して正面きって乗り越えなきゃなんないことたくさんあるもん。
あたしゃ、バカだけどなんかこれでね、いろいろ考えてしまったのだよ。