そうして明けた。

韓国映画「H」を観る。
もしかして、羊たちの沈黙コピーキャットのような気がしてきて、ワクワクだったけど、チ・ジニさんが怒ったり不安がっていた理由が最後に暴露で、それをヨム・ジョンアが、ケリをつけておしまい。
H[エイチ] 特別版 [DVD]大団円たる大団円はあったけど、それだけだった。でも途中まではよかったんだよねー。
ヨムジョンアの不気味さ(髪切って正解)とかチ・ジニのあせりなんかが、分けわかんなくなってきたもの。でも、精神科医が殺されるあたりから、もしや。って。思った
わたしが、予想して、きちんと観ず、想像で見てしまったのが良くないのだが。
きっとこれは、例えばこの映画の最後に、チ・ジニが自分が犯してしまったことの大きさに震えおののく。
つまり、「意味」じゃないけど、犯罪を犯す者に自分を振り返らせる、「すき」を与えてしまったことで、恐怖っていう、「なんだかわかんないもの」の存在を感じさせるものじゃなくなったことによると思う。
また、例えば、チョ・スンウは結局催眠術で捉えられた後も遠隔操作して模倣犯のような犯罪に仕立てた犯罪を犯してて、要するに「差し金」で犯罪が起こってたことになる。
これが、関連付けられた犯罪であったので、恐怖が半減してしまったと思う。
あと、最後のヨム・ジョンアのケリと、その今のチ・ジニの涙。あれで、悲しみに変わったのだよ。このサスペンスが。
でもって、良く考えてみるとこの作品はやっぱり、「悲しみ」というかチョ・スンウの言葉を借りれば「愛」で「悲哀」なのかと思う。


そうそう。はて100の100冊書いてみようと思うんだけど。
推薦本
それはやっぱりこの何年かの間では
十二国記亡国のイージスなんだけど。あたし的には。
なんか他にあったかなぁ・・・
レビュー書くには読み直さなくちゃなんないし。積読解消を誓ったわしとしては辛い。