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もてない男―恋愛論を超えて (ちくま新書)

もてない男―恋愛論を超えて (ちくま新書)

相変わらず楽しい。
小谷野の好きになる人は、才媛で美女でと非常に探すのが大変な人。
故にもてないという意味にはたくさんあるといえるし、高いハードルだもの大変さ。と思った次第。
けどでも、この題になった「もてない」
という小谷野の「もてない」の意味は、好きになった人に寄ってこられないの意。
寄って来ない。
そういう人はどういう心になるのか。そうして、対処するにはとりあえずどうしてみようか。と書かれてある。
しかして前回読んだ作品のように、本の紹介をしながら持論を展開し時には卑屈になって自分の考えを述べていく形式は面白く、
夏目漱石森鴎外もまた読んでみようかなどと思ったりするから不思議。