幸福な食卓 瀬尾まいこ

「つながり」と前に書いたような・・
でもってこの「つながり」を役割をやってみることで確認してみるという話。
そういやーってずいぶん前になんかで読んだような・・最近だったかなあ・・ある件をおもいだした(詳細は思い出せないので、正確にはこんな「ような」ことを書いてあった。だけど。)
「生きたくないというなら死んでもいいけど、生きる術を失ったというなら私のために生きてはくれないか・・」幸福な食卓
という。
今回のはまさにこれで、生きる術を失って分裂しちゃった家族が、父親母親兄妹という役割をやってその者達互いのために生きてみて信じ合ってみて繋がっていることを確認するというところに行き着くまでがかかれてます。
みんな瀬尾さんの本は「やさしい」っていうけど多分みんなで信じあっていこうよ・・のようなところが、何があっても自分を思っている人が居るというつながりの確認のようなところがかいてある。それがやさしさなんだろうな。と思う。
いつも、日本の危機、世界を揺るがす大事件、地球の存亡、裏社会の血まみれ抗争なんか読んでいて、それは面白いのだけど、たまにこういうのもいいやね。