金城一紀 ＳＰＥＥＤ

これはいろんな要素が入っている話なんだけど。
尊敬していた先輩が自殺してその真相を探るって火サスのような、殺人事件だったり、それを助ける集団がめっちゃぁ強くってという勧善懲悪だったり、最後犯人は死ななくって懲らしめられたって、アニメのようだったりする。
でも、最初に戻ってみなかったからわからないけど、話は主人公の岡本さんが自分の足で自分の意志で何かをやり遂げるという話で、ものすごいスピードで本人がそうできるように変身してゆくからスピードなんだろうか。
ふと思ったんだけど、この人の小説は、多分映像化して初めて面白さっていうのが、
「面白い」っていうのがわかるんだと思う。
この作者。
多分この作品を書くときにこの本の行間に、面白いこともっともっと隠してるんだよ。
でも、流れを重視して、あれもいいやこれもおもしーけど端折るか。なんて考えながら書いているんだよ。文の端端に面白さにじみ出そうになっているとこあるもん。
ライト当てて、脚本書いて俳優探して演じさせたらもっともっと色がでていい感じだとおもう。

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